8月19日(土)生涯学習講演会「LGBTsフレンドリーな街とかち」を開催しました。
NPO法人まくべつ町民芸術劇場もメンバーとして運営に携わる実行委員会が主催し
さっぽろレインボープライド関連イベントとして行いました。
このイベントでは十勝管内で活動するLGBTs関連団体の活動紹介や
各団体で行っている参加者交流企画を体験するワークショップを行い
約30名の方に参加していただきました。
実行委員長の挨拶の後、副実行委員長から
LGBTsの基礎知識について説明してもらい
「生物学的な性」「性自認」「性的指向」「性表現」という
4つの要素でセクシャリティ(性)を表すことができることを知りました。
「性自認」「性的指向」「性表現」は「男」か「女」かというだけでなく
「男寄り」や「中性」など多様なセクシャリティが存在し
グラデーションのようなもので、一人ひとり違うということを理解できました。
カミングアウトとアウティング、注意を要する表現についても説明があり
セクシャリティについて相手を傷つけることなく会話するヒントを得ました。
説明の最後に社会的な性(ジェンダー)について考えられる動画を見て
私たちが無意識のうちに持ってしまっている思い込みや偏見について
見直すきっかけとなりました。
その後、第1部の本編、LGBTs関連団体の活動紹介を聴きました。
今回残念ながら出演キャンセルとなった高校生の団体「虹色のキャンバス」を除き
以下の4団体から活動を紹介していただきました。
1.帯広畜産大学公認LGBTs支援サークル「かしわの虹ハウス」
2.LGBTs当事者交流スペース運営「もくもく帯広」
3.LGBTsフレンドリーな喫茶店「気化熱」
4.ミックスBARぽれぽれ
※「ミックスBAR」とはセクシャリティを問わず入店できるバー
各団体がどういう思いで活動をしているのか
その経緯や自身のセクシャリティも踏まえながら
和やかな雰囲気で活動紹介を聴くことができました。
休憩を挟み第2部では3つのブースに分かれ
各団体が行っている交流企画
「トークディスカッション」「ゲーム」「喫茶カウンター風の相談」
を参加者の皆さんに体験していただきました。
途中入れ替えも行いながら、時に真剣に時に笑いを交えて
セクシャリティに関わらず交流する体験で
「LGBTsの居場所づくり」についても知るきっかけとなりました。
今回、幕別町百年記念ホールとしても初の試みで
手探り状態での開催となりましたが
参加された皆様に楽しんで知る機会を提供でき嬉しく思います。
このイベントを関連イベントとして承認いただいた
さっぽろレインボープライド様
ご後援いただいた幕別町、幕別町教育委員会、北海道教育庁十勝教育局、
帯広市、音更町、芽室町、NHK帯広放送局、北海道新聞帯広支社、十勝毎日新聞社、
おびひろ市民ラジオFM WING、JAGAの各位に
改めて御礼申し上げます。
これからもLGBTsの方々だけでなく誰もが自分らしく生きられる地域づくりのため
さまざまな学習機会を設けてまいります。
ぜひ皆様のご参加をお待ちしております!
今回活動を紹介していただいた各団体のSNSもぜひご覧ください!
●帯広畜産大学公認LGBTs支援サークル「かしわの虹ハウス」
X(Twitter) @kashiwa_rainbow
●LGBTs当事者交流スペース運営「もくもく帯広」
X(Twitter) @Moku_Obihiro
Instagram @mokumoku_obihiro
●LGBTsフレンドリーな喫茶店「気化熱」
Instagram @kikanetsu.obihiro
●ミックスBARぽれぽれ
X(Twitter) @polepole_obi
Instagram @polepole_obihiro