町民カレッジ開講、ふるさと幕別の歴史を学びます。

5月26日(金)「みんなで学ぼう!町民カレッジ」が開講しました。
11年目を迎えたこの町民カレッジは一つのテーマを約半年間で学ぶ講座です。
今年は「歴史から学ぶ『ふるさと』幕別」をテーマに
幕別の歴史を紐解きながら次代につなぐヒントを探ります。

10月までの全12回の日程で行うこの講座では
まくべつ郷土史研究会の皆様のご協力のもと
講義を聴くだけでなく、史跡を見学するフィールドワークも取り入れ
さまざまな角度から幕別の歴史に触れていきます。

初回は、郷土史研究会から坂下会長、二ツ山副会長にお越しいただき
事務局長の菅好弘さんにオリエンテーションを含め
「歴史から学べること」と題してご講義を頂きました。

歴史を学ぶ意義は「社会システムを理解すること」
つまり一つの出来事からその背景や影響を考えることで
その事象の構造を理解することだと説明していただきました。
また、過去の知恵から気候変動などへの対応を学ぶこともできると
歴史を学ぶメリットも紹介してもらいました。

菅さんは幕別町教育委員会の職員として
幕別町の埋蔵文化財発掘調査に携わった経歴をお持ちで
古舞4遺跡の発掘の際は菅さんの入れたスコップが土器片に当たり
そこから本格的に発掘調査が始まったそうで
費用の捻出など当時の苦労話もお聴かせくださいました。

幕別で発掘調査が行われていたことや埋蔵文化財があることを
初めて知ったという方もいらっしゃり
ますます幕別の歴史に興味を深めていただけたようです。

次回は、6月9日(金)午前10時から
幕別町教育委員会学芸員の坂口諒さんにお越しいただき
「アイヌ語地名からわかる幕別」について学びます。

バス見学の回を除き、まだ講座にご参加いただけます。
気になる回だけでも参加できますので
お申込み、お問い合わせは百年記念ホールまでどうぞ!
TEL 0155-56-8600