8月19日(金)「みんなで学ぼう!町民カレッジ」第8回(通算7回目)が行われました。
8月5日に予定されていた回が延期となったため
約1カ月ぶりの再会となりました。
前回は「WEWとかち」代表の若菜順さんと「みんなで食べようおうちごはん」代表の千葉智子さんにお越しいただき
ジェンダー平等や子ども食堂、居場所づくりについて幕別清陵高校生と一緒に考えました。
今回はまたまた百年記念ホールを飛び出して
上士幌町にある大規模な牧場、有限会社ドリームヒルに行き
そこで稼働しているバイオガスプラント施設と
牧場の一部を見学しました。
現地に到着するとドリームヒル環境部バイオ課課長の宗像さんから
牧場やバイオガスプラント施設の概要を聞き
2000頭以上の牛たちから出る1日230トン以上の糞尿が
プラント施設に運ばれて、そこで発生したガスを燃焼させて
発電しているという一連の流れを説明していただきました。
原料となる糞尿をためる原料槽や
40℃に保ちながら発酵とガス発生を進める発酵槽を実際に見て
発酵を終えた糞尿から水分を除かれた固体が
山のように積み重なる様子も見ていきました。
見学の最中にも牛の生態や牧場運営、発電設備の管理など
様々な質問が宗像さんに投げかけられ
都度、丁寧に答えていただきました。
SDGsの有効な取組みとして取り上げられることの多い
バイオガス発電事業ですが実際には施設の維持管理や
発電後の残さ処理など課題も多いことを知りました。
ドリームヒルにある搾乳施設のうち
牛が回転しながら搾乳されていくロータリーパーラーは見学できませんでしたが
牛が自ら好きな時に入っていって搾乳されていく
搾乳ロボットが設置されている牛舎を外から網越しに見学し
餌やりや糞尿処理が機械化されている様子を見ることができました。
広大な敷地に驚かされるとともに
理想だけでは進まない現実を目の当たりにすることもでき
これからSDGsについて考えるのには貴重な機会となりました。
ドリームヒルを後にして向かったのは関連会社のドリームドルチェです。
ドリームヒルでとれた牛乳を使ったソフトクリームやジェラートなどが販売され
受講した皆さんは好みのフレーバーを味わっていました。
今回、様々なご配慮のもと見学対応をしてくださった
宗像様はじめドリームヒルの皆様ありがとうございました。
次回は、9月9日(金)10時から、幕別町役場防災環境課の職員の方を招いて
避難所運営ゲーム「Doはぐ」を幕別清陵高校生と一緒に体験します。
受講人数にはまだ少しだけ空きがありますので
ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
TEL 0155-56-8600