10月16日(木)「大人の社会見学(国道38号編)」を実施しました。
大人の社会見学は毎年6月頃と10月頃に行う恒例の企画で
毎回多くの方にお申込みを頂く人気の講座です。
今回は十勝の主要幹線道路である国道38号の近くにある
施設や企業をバスで巡りました。
一気に秋めいてきたここ数日の中でも
特に気温が低い日となったこの日
最初に訪れたのは帯廣神社です。
道内でも珍しく地域の方が創祀した神社で
現在はシマエナガなど野鳥観察の名所として
国内外から多くの方が参詣されています。
シマエナガの姿は見つけられませんでしたが
餌を集めるリスを写真に収める方もいらっしゃいました。
朝の帯廣神社はまだ人影もまばらで
心が洗われるようでした。
次に訪れたのは十勝産業振興センターと
北海道立十勝圏地域食品加工技術センターです。
隣り合うこの2つの施設は
公益財団法人とかち財団が運営しています。
財団の葛西さんから事業についてご紹介いただき
後半は2組に分かれて両施設を見学しました。
成分分析や強度試験の機械などがあり
専門的な施設のように感じられますが
実はどちらの施設も一般利用が可能だそうです。
産業振興センターでは日本で唯一
パークゴルフ用品の検定試験を行っていることも
初めて知った方がほとんどでした。
午前中最後の見学は帯広地方卸売市場です。
全国的にも珍しい民設民営の市場だそうです。
入荷や出荷が終わりすでに閑散とした場内を
水産物、青果と順に見学しました。
基本は当日売り切りということですが
一部は大型の冷蔵庫で保管しており
1~3℃の冷蔵室、-20℃の冷凍室の中も見せていただき
一気に冬を感じられました。
花きを除いてセリが行われることはなく
相対販売が中心となってきています。
昼食は場外市場に移動し市場食堂ふじ膳のメニューを頂きました。
食後は少し時間があったので
お買い物をされる方もいらっしゃいました。
午後最初は有限会社中田食品を訪問しました。
当日は工場が動いていない日だったため
バス車内で代表取締役社長の貴戸さんから
商品へのこだわりや地域に根差した取り組みを
熱く語っていただきました。
十勝産の豆乳の試飲だけでなく
豆腐の燻製「とうふくんスティック」のお土産も頂き
皆さん大いに喜んでいました。
その後、明治なるほどファクトリー十勝に行き
生クリームやチーズの製造過程を見学し
明治の企業活動やチーズの知識を学ぶことができました。
チーズの試食もあり食べ物を作る過程や
家庭に届くまでの大変さを実感した方もいたようです。
社会見学最後の見学先はエールセンター十勝です。
こちらも民設民営の施設で、運営を行う帯広NPO28サポートセンターの
千葉利光理事長からお話を伺いました。
センターでは子どもたちに川などの水辺の活動体験の場を提供し
楽しく活動しながら水難事故防止や
不法投棄抑制などの知識を学んでもらえる事業を行っています。
悲しい事故の経験も踏まえて
より多くの子どもたちに安全な川遊びを
知ってもらいたいと千葉さんの熱い想いを感じました。
センターの事業へのボランティア参加に
関心を持つ方もいらっしゃいました。
最後は少し小雨がぱらついてきてしまいましたが
多くの学びを得て帰路につきました。
今回は、歩きながら見学する場所も多く
お疲れになったことと思いますが
皆様、無事に帰ってこられて安心しております。
見学して知ったことや驚いたことなど
ぜひ周りの方にも広めてください!
ご協力いただきました関係各所の皆様に
この場をお借りして御礼申し上げます。
来年度もこの大人の社会見学を開催予定ですので
皆様からのお申込みをお待ちしています!
























