10月17日(木)「大人の社会見学(中札内・忠類編)」を実施しました。
大人の社会見学は毎年6月頃と10月頃に行う恒例の企画で
毎回多くの方にお申込みをいただく人気の講座です。
今回は、今年6月に誕生した日高山脈襟裳十勝国立公園について学ぶことを目的に
中札内村と幕別町忠類地域をバスで巡りました。
当日は10月中旬とは思えないほどの陽気に恵まれ、絶好のツアー日和となりました。
徒歩散策がやや多めの行程でしたが、南十勝の大自然を満喫することができました。
訪れたのは中札内村の日高山脈山岳センター、札内川園地、忠類ナウマン象記念館、
シーニックカフェちゅうるい、国鉄広尾線旧忠類駅、加藤八郎記念庭園美術館です。
最初に訪れた日高山脈山岳センターでは、札内川園地を管理・運営する株式会社AOILOの
五十嵐さんから国立公園の成り立ちや日高山脈固有の植物などについて説明していただきました。
その後はみなさん河原に下りたり、ピョウタンの滝で写真撮影をしたり、モミジやカツラなどの
紅葉を楽しんだりしながらのんびりと園地内を散策されていました。
次に訪れた忠類ナウマン象記念館では、幕別町教育委員会の添田学芸員から説明を受け、
化石が発掘された経緯や、近年の調査により明らかになった忠類ナウマン象の死因について
詳しく解説していただきました。参加者のみなさんからは「町内に住んでいても知らないこと
ばかりだった」「新しい発見があり感動した」などの声をいただきました。
また化石発見当時に忠類地域にお住まいだった方もいらっしゃり、当時の地域の祝賀ムードを
今も覚えている、とか忠類駅を利用して通学していたよ、などお話を聞かせていただきました。
日高山脈を見渡すことができるシーニックカフェちゅうるいでは、少し霞んでいたものの、
みなさん目を凝らしてカムイエクウチカウシ山を探していらっしゃいました。
シーニックカフェちゅうるいの運営ボランティアの山崎さまからは、カフェについての
楽しいお話も聞かせていただきました。
最後に訪れた加藤八郎記念庭園美術館では、開催中の細木るみ子展を鑑賞しました。
今回のツアーに合わせて臨時開館してくださった加藤さま、どうもありがとうございました。
改めましてご参加いただいたみなさま、昼食会場をご用意いただいた十勝ナウマン温泉
ホテルアルコほか、関係各所のみなさまにこの場をお借りして御礼申し上げます。
来年度もこの「大人の社会見学」を開催予定です。
人気講座の為抽選の結果参加いただけないこともありますが、お申込みいただかないと
参加のチャンスもありません。まずはみなさまからのお申込みをお待ちしております!