10月13日(木)「大人の社会見学(陸別町編)」を実施しました。
大人の社会見学は毎年6月頃と10月頃に行う恒例の企画で
毎回多くの方にお申込みを頂く人気の講座です。
これまでに幕別町内や十勝管内の市町村などを訪れてきましたが
今回はまだ訪れていない町村の中からオホーツク方面の玄関口で
日本一寒いまちとして知られる陸別町へ行ってきました。
交通量も多くなく、国道を走ってもスムーズに到着はできるのですが
少しでも早く到着して滞在時間を確保したいという思いから
今回は高速道路を使用してしまいました!
道の駅あしょろ銀河ホール21で小休憩したあとは
最初の目的地、史跡ユクエピラチャシに向かいました。
砂利道を上った先で陸別町教育委員会の大鳥居さんが待っていてくださり
約450年前のアイヌ期の砦跡とみられる遺跡の
発掘の様子や白い火山灰で覆われていた当時のすがた
鹿の骨、鉄器、陶磁器といった出土品などについて
案内板をもとに紹介していただきました。
それから実際に起伏ある遺跡を歩いてたどり
川によって削られた地形や「関寛翁碑」を眺めました。
街中の「森田屋」さんで昼食をとった後は
道の駅オーロラタウン93りくべつに移動し
中にある関寛斎資料館を見学しました。
午前中に引き続き大鳥居さんに解説をお願いしました。
農民出身の関寛斎が医者として実績を重ね
70歳を過ぎた高齢で陸別に入植し亡くなるまでを
一つのストーリーとしてお話しいただきました。
次は同じ道の駅内にあるふるさと銀河線りくべつ鉄道で
実際の車両への乗車体験とトロッコ(軌道自転車)体験をしました。
電車内では陸別町商工会の杉本さんが
ふるさと銀河線や車両の歴史を紹介してくださいました。
トロッコ体験では食後に体を動かして
リフレッシュするのにちょうどよかったようです。
最後に訪れたのはりくべつ宇宙地球科学館、銀河の森天文台です。
スタッフの三浦さんの案内していただき
115cmの大型反射望遠鏡でまだ明るい中わし座のアルタイルを
観察することができました。
その後も各自館内を見学してすべての行程終了です。
帰りはゆっくりと国道を走り、道の駅ステラ☆ほんべつで休憩して
幕別まで帰ってきました。
幕別から陸別までは路線バスが平日は1日9往復出ており
日帰りで訪れるのも不可能ではありません。
今回行くことができなかった施設や夜の星空を楽しむため
ぜひまた陸別を訪れてみてはいかがでしょうか。
最後に、ご協力いただきました関係各所の皆様に
この場をお借りして御礼申し上げます。
次年度もこの大人の社会見学を開催予定ですので
皆様からのお申込みをお待ちしています!