足寄の民芸品「どんころぐま」を作りました

11月1日(土)生涯学習講座「どんころぐまワークショップ」を開講しました。
講師は、足寄町にある合同会社tetoteの菅原耕さん(木育マイスター)で
指導員の楜沢和生さんにも制作指導をお手伝いいただきました。

どんころぐまは、1970年代に足寄町で誕生した
丸っこいフォルムの木彫りの熊で
かつて民芸品として人気のあったものです。
2000年代にはすっかり作られなくなってしまったのですが
講師の菅原さんが4年前から現代的にアレンジしつつ復活させ
全国にどんころぐまの魅力を広げるべく
作品を製作されていらっしゃいます。

今回は小学生から70代の方まで6名の方が集まり
あらかじめ荒彫りされたものを彫刻刀で削っていきます。
使用する木材は外側が白く内側が茶色という
珍しい木でイヌエンジュというマメ科の樹種です。
独特な匂いが魔除けとして扱われることもあり
床柱に使われることもあったそうです。

まずは刃物である彫刻刀の使い方を教わり
支える手の向きと反対方向に刃を向けるという注意点や
削りにくいときは逆から彫るというコツなど
アドバイスを受けました。

その後は皆さん熱心に彫り進め
目の彫り方などを指導してもらいながら
最後にミツロウを使ったワックスを
刷毛で塗り広げて仕上げました。

人それぞれに個性が感じられる
どんころぐまたちが完成し
皆さんも満足した笑顔を見せていました。

講師の菅原さん、楜沢さん、受講者の皆さん
ありがとうございました。

菅原さんは今後もどんころぐまをはじめとして
さまざまな木彫りができるワークショップを
開催したいとのことです。

ぜひ菅原さんのインスタグラムの投稿で
最新情報をチェックしてみてください!

https://www.instagram.com/sugkou7/

<いろんなどんころぐまたちギャラリー>