10月5日(木)「大人の社会見学(清水町編)」を実施しました。
大人の社会見学は毎年6月頃と10月頃に行う恒例の企画で
毎回多くの方にお申込みを頂く人気の講座です。
今回は来年の夏に改刷される新一万円札の肖像に選ばれた
渋沢栄一ゆかりの地、清水町を訪れ
渋沢の足跡や十勝の近代史にふれられる施設や史跡をめぐりました。
清水町に向かうバスの車内で幕別に関する
ミニクイズを解きながら地元の知識を高め
最初に到着したのは清水町郷土史料館です。
史跡見学を案内していただく清水町教育委員会の樋口さんと太田さん
十勝清水郷土史研究会共同代表の北村さんのご挨拶のあと
郷土史料館の玉井さんに展示を紹介していただきました。
その後、自由に見学しながら懐かしい農機具を見て思い出話をしたり
渋沢栄一、吉田嘉市といった清水町の発展に大きな影響を与えた人物について
メモを取りながら学んだりする方の姿もありました。
当日はあいにくの雨が断続的に降っていたため
午前中の見学先、ペケレベツ駅逓跡とドイツ人模範農家コッホの住宅は
バスの車内から眺めて樋口さんの解説を聴きました。
午前中最後は文化会館と公民館の複合施設、清水町文化センターを訪れました。
文化会館のこけら落としでベートーヴェンの第九を演奏したことをきっかけに
「第九の町」として知られるようになりました。
幕別町百年記念ホールより1席多い801席の大ホールの中では
舞台装置の点検が行われており普段見る事の少ない
ホールの裏側を覗くことができました。
この先の予定として今年12月10日に行われる「100人の吹奏楽」と
「サンプラザ中野くんライブ」をご紹介いただきました。
お昼は石臼挽き十割そば農志塾で
新そばやかき揚げなどを頂き
午後に向けてエネルギーを蓄えました。
午後最初は松浦武四郎宿泊の地を訪問しました。
こちらも雨の影響で足元が悪く、バス車内からの見学となりました。
次いで熊牛地区に向かい、十勝開墾会社農場畜舎、大勝神社、青淵山寿光寺という
3つの施設を見学しました。
1919年に建てられた十勝開墾会社農場畜舎は
現在も渋谷農場さんの牛舎として現役で使用されています。
寿光寺の山号「青淵山」の青淵は渋沢栄一の雅号だそうです。
渋沢栄一直筆の扁額には「渋沢栄一書」と署名されており
非常に珍しいとのことでした。
熊牛地区を出発して最後に向かったのは
御影地区にある清水町アイスアリーナです。
リンクがイベントで使用されていたため
2階から見学し、館長の川端さんから説明を受けました。
建物の構造や維持費など受講者の皆様から
さまざまな質問があり丁寧にお答えいただきました。
帰り道で、清水町の名物になりつつある
「牛とろフレーク」を製造している
有限会社十勝スロウフードの店舗に立ち寄り
幕別まで戻ってきました。
あいにくの天候で近くまで行くことができなかった史跡もありましたが
ぜひまた天気の良い日に訪ねてみてはいかがでしょうか。
ご協力いただきました関係各所の皆様に
この場をお借りして御礼申し上げます。
次年度もこの大人の社会見学を開催予定ですので
皆様からのお申込みをお待ちしています!