シルクスクリーン+αを体験し、色の魅力を楽しみました!

10月17日(月)13:00から、「4種の版画体験への誘い」講座
3回目となるシルクスクリーン編が行われました。

講師は幕別町内外でご活躍中のシルクスクリーン作家で
「Lambent」というブランドを運営する江崎千春さんです。

シルクスクリーンは初回のペーパースクリーンと同様、孔版画の一種です。
その起源は日本の「型染め」にあるそうで、小紋、友禅、紅型など
伝統的な優れた染色技術を生かした着物がヨーロッパに渡り、
それをヒントにイギリスでシルクスクリーンの技術が確立されたそうです。
そんな日本にもなじみ深いシルクスクリーンを早速体験していきます。

まずは道具の紹介からです。かつては型枠に絹が張られていたため
「シルク」スクリーンという名がつきましたが、現在は合成繊維を使うことが多いようです。
製版には写真技術を用いて紫外線を当てる機械を使うということで、
今回はあらかじめ先生が版を用意してくださいました。
薄く糊のついた木の板に布を広げ、そこに版を重ね、
版の上のほうに乗せたインク(顔料)をスキージーという道具で版の下に押し出していきます。
縁取りの版と模様の版の2種類を順に刷って完成となります。

はじめに練習用の布に印刷していき、色の出方を確認し、力の入れ方などに慣れていきました。
いよいよ本番となり、印刷していくのですが、もう一人が版を押さえて動かないように手伝います。
インクを混ぜながら好きな色を作り出して刷っていき、筆で直接描いたりもして完成させました。

色も刷り具合も様々で、味のある作品たちが出来上がっていたことに加え
受講者の皆様も「シルクスクリーン」の技法を学べたことで満足されたようです。

次回からの講座は「銅版画」を行います。
11月21日(月)と28日(月)、会場をお隣の十勝教育研修センターに移して開催します。
お間違えの無いようお願いいたします。