3月13日(土)生涯学習講演会「アンガーマネジメント」が行われました。
今回、初の試みとしてZoomを使ったオンライン形式で講演会を実施し
アンガーマネジメントという怒りの感情をコントロールするスキルについて学びました。
講師はアンガーマネジメントファシリテーターで
NPO法人心のケアステーション理事長の長縄史子さんです。
長縄先生には「ニューノーマル社会を生き抜く感情のコントロール」と題し
ご自宅からZoomを使いリモートで講演していただきました。
今回はZoom参加が難しい方でも参加していただけるよう
百年記念ホールの会場もご用意しました。
コロナ禍での変化についてセルフチェックを行ったあと
「怒り」の性質や特徴、それがもたらす問題について説明していただき
どうして「怒り」が起こるのか、というメカニズム解説では
怒りの裏にある気持ちを想像することが大切だと学びました。
次に、個人ワークで簡単なアンガーマネジメント診断を行い
柴犬やパンダなどに例えられた6つのタイプのうち
自分がどれに当てはまるかをチェックしました。
自分の怒りのクセを知ることで怒りの取り扱い方を工夫することと
感情のピークが訪れる6秒間を待つという対処法を教わりました。
その後、怒りの正体は「べき」だというお話を聴き
皆さん納得されている様子でした。
自分と相手の「べきである」「べきでない」と思うポイントや
その違いを許せる範囲のずれが怒りにつながるということで
守ってほしい「べき」を具体的に言語化して伝えることの
大切さを理解することができました。
最後に、Zoomのブレイクアウトルームという機能を使い
3~4名ずつに分かれてグループワークを行いました。
上手くルームに入れなかったり
短いグループワークとなってしまいましたが
話し合いの結果をリアルタイムアンケートサービスで
すぐに皆さんで共有することができました。
ご参加いただいた皆様からアンケートなどを通して
怒り・感情のコントロール方法が参考になったという声や
人と違うことを理解できたという感想が寄せられ
充実した講演会となった様子が伝わりました。
ぜひ第二回目も、というご要望もありましたので
今後またアンガーマネジメントを学べる機会が設けられるよう
検討していきたいと考えています。
この場をお借りして、改めてご講演いただいた長縄さんに御礼を申し上げます。