紙を使った現代アートにふれました

1月30日(土)生涯学習講演会「紙が折り成す造形の世界」が行われました。

講師は幕別町(旧忠類村)ご出身の現代アート作家、加藤かおりさんです。
現在は地元十勝で会社員としても働きながら、紙を幾何学模様に折り込んだ立体造形を
国内外の展覧会やイベントに出展され、十勝から世界へと活躍中のアーティストです。

なお、今回の講演会ではコロナ禍で外出が難しい方や
遠方にお住まいの方にも広く講演をお聴きいただくため
YouTubeでのライブ配信テストも行いました。
配信トラブルのため冒頭10分程度、音声が入らず
ご覧の方にはご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。

冒頭の音声は入らないままですがライブ配信のアーカイブを
YouTube(下記リンク)にてご覧いただけます。

【 YouTubeライブ配信アーカイブ 】

当日お越しになれなかった方はぜひご覧ください。

ご自身が折った紙の衣装を身に着けた加藤さんが後ろから登場して
まずは自己紹介として高校時代にオーストラリアのメルボルンに留学した経緯や
現地での学生生活や大学進学、紙を折って作る立体造形との出会いなど
いま加藤さんがインスタレーション(空間芸術)で表現していく
礎となったキャリアをスライドを使いながら説明してくださいました。

そして、これまでに制作された作品を
写真で数多くご紹介いただきました。
十勝を中心とした国内でのご活動や
イタリア、オーストラリア、アメリカ、ラトビアといった
海外でのご活動も見せていただきました。

休憩を取った後は、加藤さんの制作スタイルの紹介から始まり
大きな紙を折っていく様子を実演していただきました。
聴講している皆さんも配布資料に添付された紙片を触りながら
厚さや質感を確かめていらっしゃいました。

次に、2018年のバンクーバーファッションウィークでの
ランウェイ動画を見せてもらってから
海外の展覧会などへの出展だけでなく
着付けや実際に着て歩くための工夫や苦労を
お話しいただきました。

バックステージの動画を見た後は、着付けの様子を会場でも実演していただけました。
いくつかのパーツに分かれた2種類の衣装を
ずれないようにしたり歩きやすいようにしたりという
コツの説明とともにマネキンに着付けていきました。

最後に、会場で聴講された方からのいくつかの質問にお答えいただき
講演会が終了となりました。
講演会後のアンケートでは多くの方が感動したという感想を寄せてくださいました。

加藤さんは「折り紙アーティストではなく現代アート作家」だと語り
ご自身の見たい景色を表現されていることを強調されていました。
加藤さんの今後ますますのご活躍をお祈りするとともに
ぜひ加藤さんのSNSのフォローと拡散をお願いいたします。
(SNS等のリンクは写真の下に掲載しています)

加藤かおりさん
ホームページ https://kaorikato.com/
Facebook https://www.facebook.com/kaori.visualart/
Instagram https://www.instagram.com/kaori_kato_artist/