本別と浦幌で戦争や産業の歴史を学びました。

10月8日(木)「大人の社会見学(東とかち編)」を実施しました。
大人の社会見学は毎年6月頃と10月頃に行う恒例の企画で
毎回多くの方にお申込みを頂く人気の講座です。

今回も定員の2倍となる40人のお申込みがあったため
参加者は抽選で決定しました。

戦後75年の節目を迎えた今年の秋は
十勝最大の空襲被害を受けた本別町と
十勝随一の炭鉱があった浦幌町を巡りました。

最初に立ち寄った道の駅ステラ★ほんべつでは
ご当地のゆるキャラ「元気くん」に出迎えられ
町内にある山内バット製材工場で加工された
有名選手のバットの展示を見たり
お土産を購入したり、と
まずは社会見学の肩慣らしといったところでした。

続いて訪れたのが本別町歴史民俗資料館です。
館長の田野美妃さんと資料館友の会の
白石聖二さんと斎藤功さんに説明していただきながら
オリンピックで金メダルを獲得したバロン西や軍馬補充部、
農機具や商い道具などの展示を見学しました。

企画展として行われていた「7・15忘れないプロジェクト@ほんべつ」では
本別空襲のあった7月15日に撮影された写真が
メッセージとともに展示されており
平和のありがたみを感じることができました。

午後からは本別町中央公民館で
浦幌町立博物館学芸員の持田誠さんと合流し
沿道の解説をしていただきながら
浦幌炭鉱跡に向かいました。

電波の届かない炭山地区で
わずかに残る当時の施設を見て
当時の賑わった様子に思いを馳せました。

その後浦幌町立博物館に移動し
鳥や地層、アイヌ以前の北海道の暮らしなど
持田さんの丁寧な解説を聴きながら
展示物をじっくりと見学しました。

浦幌炭鉱跡では下草の生えたあぜ道を歩きましたが
無事に幕別まで帰ってくることができました。

<午前>

<午後>

今回の訪問では本別の田野さんと友の会のお二人
浦幌の持田さんの詳しいご解説のおかげで
参加された皆さんも深く理解できたようです。

新たに知ったことに加え皆さんの記憶を
次の世代に伝えていってくださいね。

最後に、ご協力いただきました関係各所の皆様に
この場をお借りして御礼申し上げます。

次年度以降もこの大人の社会見学を開催予定ですので
皆様からのお申込みをお待ちしています!