地域おこし協力隊員と幕別町の魅力についてトークしました

3月11日(土)生涯学習講演会「地域おこし協力隊員に聞いてみよう!」を開催しました。

この講演会では幕別町地域おこし協力隊員3名の方にお越しいただき
これまでの活動報告を聴いた後に参加者とともに「幕別町の魅力」について
トークセッションを行いました。

現在活動中の地域おこし協力隊員は
○田邊 通(たなべ とおる)隊員(大阪府出身)
商工観光課所属 2021年4月から活動中
○本藤 絵理子(ほんどう えりこ)隊員(岡山県出身)
忠類総合支所地域振興課所属 2021年4月から活動中
○今村 均(いまむら ひとし)隊員(神奈川県出身)
商工観光課(幕別町商工会に出向 ) 2022年8月から活動中
の3名です。

冒頭で主催者から地域おこし協力隊制度についてご紹介したのち
田邊隊員から着任順に活動報告をしていただきました。

田邊隊員はふるさと納税返礼品を中心とした特産品開発と
SNS等での幕別町の魅力発信を行っており
実際に農作業のお手伝いをするなど農家さんと協力しながら
農産物やその加工品などを返礼品として開発されたとのことでした。
これまでの活動を通じて感じた幕別町の魅力として
空気のきれいさやリスやタンチョウが身近であるなど自然の魅力と
農畜産業が非常に盛んであるという産業の魅力を挙げられました。
活動中に耳にした「幕別町には何もない」という声に対して
その「何も」がどういうものかという問いかけをされ
求める物がないとすればこれから作っていける可能性があると
前向きな視点でご報告いただきました。

本藤隊員は忠類地域の魅力をSNS等で発信しつつ
地域の行事のお手伝いや道の駅と連携したPR活動
「忠類地域自然観察会」などのイベント企画を行っていらしゃいます。
隊員としての活動だけでなく趣味のバードウォッチングなどを通じて
イベント等で関わる地域の方々の温かさや大自然が忠類の魅力と感じたそうです。
これから道内多市町村のことも詳しく知っていくことで
忠類の良さを見つめ直し、多くの方に忠類を訪れてもらえるよう
魅力の発信をしていきたいと今後の展望を含めてご報告いただきました。

今村隊員は「電子地域通貨の導入支援」という他のお二方よりも
さらにピンポイントなミッション達成のため
システムの要件定義書作成から運用までのあらゆる業務を行い
12月22日に電子地域通貨「まくPay」サービス開始を迎えたとのことでした。
これまでと違う環境で仕事をするうえで感じたギャップから
「常識を疑え」という教訓を得たと話されており
幕別町で働く中で「30年以上前の昭和に戻った」と感じたそうです。
環境変化のスピードが速い現代社会で積極的な変革が必要という
提言も交えてご報告いただきました。

休憩を挟み後半ではまず隊員の皆様にお互いの報告の感想をお聴きし
その後、会場の皆様から質問や感想など自由に発言していただき
「幕別町の魅力」についてトークセッションを進めました。

その中で「まちおこしとは何か」を考えさせられる場面がありましたので
一部をご紹介します。

・地域おこし協力隊員がまちおこしとなる何かをするというだけではなく
自治体も住民もみんなが知恵を出し合い地域の価値を見出していく必要がある。
・地元に暮らす私たち(=土の人)が移住者(=風の人)から学ぶことで
幕別町の未来に役立てていく。
・大前提として仕事がなければ人々が地域で暮らしていくことはできない。
人々が定着するため、ここで育って外の街に出た子どもたちが戻ってこられるため
強みである一次産業の六次産業化など仕事の確保が欠かせない。

最後に隊員の皆様から今後の展望についてお話しいただき
講演会を終了しました。

講演会後も個別に隊員の方とお話しする参加者の方もいらっしゃり
地域おこし協力隊の活動や隊員の方への関心の高さを感じました。
これからも講演会などの企画を通じてより多くの皆様に
隊員の方々の活動や思いを届けられる機会を設けてまいります。

今回参加できなかった方もぜひ次回お待ちしています!

地域おこし協力隊員の皆様、講演会にお越しいただいた皆様
幕別町役場をはじめとする関係者各位にこの場をお借りして御礼申し上げます。

隊員の方が発信中のSNSもぜひご覧ください!

「幕別町地域おこし協力隊」
Facebook @makubetsu.okoshi
Twitter @makubetsuokoshi
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「幕別町ふるさと納税」
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