11月21日(月)13:00から、「4種の版画体験への誘い」講座
4回目は銅版画(前半)が行われました。
講師は画家の加瀬谷真理さんです。
銅版画は、凹版という形式で、銅のプレートに凹みをつくり、その中にインクを詰めて専用のプレス機で強い圧力をかけます。プレートの凹みに紙がくい込んでその部分のインクが紙に掏り取られます。
今回使用する版画用のプレス機は、残念ながら当館にはなく、十勝教育研修センターで保有しているということで、講座の会場は研修センターの美術室をお借りして行いました。
銅版画の作業前半は
1.下絵(原画)考案・作成(トレース用紙に下絵を描く)
2.銅板準備① 版面磨き(ピカールで丁寧に磨き、リグロインで拭き取る)
3.銅板準備② グランド塗布(適温に温めた銅板に液体グランドを刷毛で塗る)※この作業は講師が行いました。
4.下絵の転写準備(下絵のトレース用紙裏面にタルク(専用の粉)塗布)
5.下絵転写(トレース用紙の原画を版面に静かに当て鉛筆等で下絵を転写)
6.エッチング(下絵を見ながらニードルで丁寧に描く)
1から6までの作業を行いました。
エッチング作業は自宅に持ち帰り次回までに仕上げることになりました。
皆さん、銅版画は初めての体験で、戸惑いながらも熱心に作業を進めていました。
講座の様子はこちらからご覧ください。
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次回11月28日「銅版画」(後半)はいよいよ仕上げです。
会場は同じくお隣の十勝教育研修センターで開催します。
お間違えの無いようお願いいたします。