10月31日(月)生涯学習講座「もっと気楽に『終活のお話』」が開講しました。
この講座では終活の概要から心身が衰えてきたときに活用できる
公的介護保険や成年被後見制度などを5回にわたって学んでいきます。
講師は市民後見の会まくべつ会長の菅好弘さんです。
菅さんは今年「終活アドバイザー」講座を受講修了され
その知識を皆さんにも広めたいとのことでした。
初回は終活の概要についてオリエンテーションも兼ねて
菅さんからお話しいただきました。
ご自身も20年前に御父様を3年前に御母様を亡くされていて
その後の手続きや遺品整理でかなり苦労したご経験から
終活について学ぼうと決意されたそうです。
アメリカの教育学者ハヴィ・ガーストが提唱した
人生の6つの発達段階のうち老年期の発達課題を紹介され
心身の衰えや環境の変化(引退・収入減など)に適応すること
それに応じた住宅の確保、同年代の人とのつながりを持つことの
大切さを知ることができました。
特に睡眠や食事の時間を除くと10万時間にも及ぶ自由時間の過ごし方を
考えることが大事だと強調されました。
また、高齢者の支え手となる若い世代が減少している現状で
その負担軽減のためにも相続では残す側が配慮することが必要です。
「人生の棚卸」として身の回りの物を必要なものに縮め
保険や財産、人間関係などをリストアップして残すことが
終活の第一歩だそうです。
次回は来週11月7日(月)午前10時から「よりよく生きる(人、もの、お金)」
というテーマでお話しいただきます。
定員に空きがありますので次回からの参加もお待ちしています。
まずは百年記念ホールまでお問い合わせください。
TEL 0155-56-8600