10/13 第5回 百年亭子ども落語教室
おさらい

(岡) みなさんおつかれさまでした!!
きょうは、さんかにんずうがすくないなかでおこなわれたおけいこでしたが、おはこししょうの「ときそば」がきけておもしろかったですね★
これまでにならったことををふくしゅうしつつ、あたらしくおしえてもらったことをおさらいしていきましょう。
【講師の紹介】 笑生十八番(ショウセイオハコ)
島根県松江市出身。北海道大学水産学部卒。島根県立松江南高等学校落語研究会OB会、北海道大学落語研究会OB会、北海道笑ってもいいんでない会、日本笑い学会北海道支部、酪農学園大学特別講師。特技は寄席文字書き。芸歴50年、年間120回以上の口演実績をもつ。
おてほん:簡単寿限無(かんたんじゅげむ)←クリックでダウンロード
きょうのテーマ 前回につづき「簡単寿限無(かんたんじゅげむ)をおぼえよう」
【せりふ】 【気をつけることなど】
おてほんをよみながら寿限無をがっしょう
全員 「寿限無、寿限無、五劫の摺り切、海砂利水魚、水行末雲来末風来末、食寝処に住処、藪裏柑子のぶらこうじ、パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長介。」 なるべくいっきにしゃべりきろう。くちをあけすぎないように、舌をうまく使ってはつおんしよう。寿限無の「じゅ」をはつおんするときは、舌を口の中でそりかえらせるかんかくで、はつおんする。
婆さんが寿限無をよぶとき
(婆) えっと、寿限無、寿限無、五劫の摺り切、海砂利水魚、水行末雲来末風来末、食寝処に住処、藪裏柑子のぶらこうじ、パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長介~、チーン」 おばあさんはなまえをうろおぼえなのでゆっくりと寿限無をしゃべる。さいごはおきょうをとなえるように、はなしたあと、てをあわせておがむ。
金坊が寿限無をよぶとき
(金坊) 「寿限無、寿限無、五劫の摺り切、海砂利水魚、水行末雲来末風来末、食寝処に住処、藪裏柑子のぶらこうじ、パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長介ちゃん、学校行こう。」 うえをむきながらよぶ。てをくびにつけるときは、のどをかくすようにする。(くびがみじかいほうが、こどもっぽくみえるから)
お母さんが寿限無をよぶとき
(母) 「あ~ら、金坊、うちの寿限無、寿限無、五劫の摺り切、海砂利水魚、水行末雲来末風来末、食寝処に住処、藪裏柑子のぶらこうじ、パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長介はねえ、まだ寝てんだよう、ごめんね今、おこすからね。 下手したのほうを見ながら
おかあさんは寿限無をよびなれているので、できるだけはやくしゃべる。
これ、うちの寿限無、寿限無、五劫の摺り切、海砂利水魚、水行末雲来末風来末、食寝処に住処、藪裏柑子のぶらこうじ、パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長介おきるんだよう。 下手したのほうを見ながら
とちゅうからめせんはきゃくせきにもどしていく。
ちょいと、おまえさんうちの寿限無、寿限無、五劫の摺り切、海砂利水魚、水行末雲来末風来末、食寝処に住処、藪裏柑子のぶらこうじ、パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長介がね、まだ起きないんだよう。」 おとうさんは上手(左)にいるので上手をみながらはなす。
お父さんが寿限無をよぶとき
(父) 「なんだって~、うちの寿限無、寿限無、五劫の摺り切、海砂利水魚、水行末雲来末風来末、食寝処に住処、藪裏柑子のぶらこうじ、パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長介がまだおきねってえのかえ、 さいしょは下手(おかあさんがいるほうは下手)をみながら、寿限無の名まえをよぶ。このときも、お父さんは寿限無をよびなれているのではやくちで。
うちの寿限無、寿限無、五劫の摺り切、海砂利水魚、水行末雲来末風来末、食寝処に住処、藪裏柑子のぶらこうじ、パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長介、おきやがれ~」 下手のしたのほうをみながら、またはやくちで寿限無をよぶ。ちょっと怒っているようすも。
最後の金坊のセリフ
(坊) 「おじちゃ~ん、学校、もう夏休みになっちゃったあ。」 上手うえのほうをみながら
それぞれのとうじょうじんぶつが、寿限無をよぶときのちがいをよくかんがえながら、はなしをするようにこころがけましょう。
みんなの高座名(こうざめい)がきまりましたね。つぎにあったときは高座名でともだちをよんでみよう!
チイチキ亭リズ夢(ちいちきていりずむ/あん)
白黒亭にゃん八(しろくろていにゃんぱち/だい)
笑心平楽(えごころへいらく/てつ)
ハンバーグ亭日彩(はんばーぐていひいろ/ひい)
満福亭ミニトマト(まんぷくていみにとまと/ま~)
漢字がちがうというひとは、こんどあったときにおしえてください!
おさけののみかたもおしえてもらいました♪(ほんものは20歳になってからですよ~)
さけのみ

ペットボトルをにぎった手のかたちをおぼえて、ちからをいれる。おやゆびのつけねあたりにくちをもっていき、左手をそえながらだいじそうにのむ。
てんびんぼうのかつぎかたもありました。
まめうり

せんすをかたでにぎり、まえをあげてかつぐ。なまえをよばれるばめんでは、かおだけをよばれたほうにむけるようにする。
できるだけ、しぜんなかたちで、とうじょうじんぶつをさいげんできるようにこころがけましょう。
さいごに、おはこししょうの「時そば」を下のどうがでチェックしましょう。何回もみて、おけいこにはげんでください。
(岡) じかいのおけいこ(11月23日)からは、いよいよ、みんながえらんできたネタにとりくむことになります。まだきまっていないひとは、早めにえらんでおいてくださいね。きまっているひとは、3月の発表会にむけてどんどんれんしゅうしてみましょう。それでは、つぎにあうときまで、かぜをひかないようにげんきにおすごしください♪