もっと広げたい!子ども食堂

10月11日(金)「みんなで学ぼう!町民カレッジ」の
第11回目の講座が行われました。
市民ボランティア団体WEWとかち代表の若菜順さんに
講師としてお越しいただき
子ども食堂の取り組みについて
お話ししていただきました。

まずは「子ども」が子どもらしく生きにくい現代の状況を
さまざまな事例をもとに説明していただきました。
不登校や引きこもりといった悩みを抱えることも多い
現代の子どもたちには親でも教師でもない
「ナナメの関係」が必要と若菜さんは力説します。

WEWとかちの幅広い活動を紹介していただいたあと
2012年から東京で始まった子ども食堂の概要を
説明していただきました。

貧困対策としてとらえられがちですが
子どもを中心とした「居場所づくり」を
目的として行われることが多いそうです。

帯広と芽室で行っている子ども食堂の様子を
写真で紹介していただいたほか
2016年度に帯広柏葉高校放送局が
帯広の子ども食堂を取材・制作した
ラジオドキュメント作品も聴かせていただきました。

参加費や食材・場所の無償提供などで
運営しているため公的機関のサポートはありがたいので
自治体ぐるみで子ども食堂をやってほしい、という
若菜さんのメッセージで講座が締めくくられました。

「子ども食堂」という名前は聞いたことがあったが
話を聴いてみると思っていたのと違った、という声や
もっとこの活動が広まってほしいという声が寄せられ
皆さんの関心が高まった様子がうかがえました。

次回10月25日(金)はいよいよ最終回です。
食品ロスについて考え
楽しく「食」について語り合う
内容を予定しています。