帯広地方卸売市場を見学しました!

9月20日(金)「みんなで学ぼう!町民カレッジ」の
第10回目の講座で帯広地方卸売市場を見学してきました。

市場が動いている間は立ち入ることのできない市場内を
帯広地方卸売市場の菅原さんに案内していただき
市場の建物や設備、一日の流れ、「せり」などのお話を聴きました。

まずは水産の卸売場から見学しました。
見学時には閉まっていたシャッターがすべて開き
朝3時から職員や業者の方が動き出し賑わうそうです。
マグロなどの大きな魚を切り出して
発泡スチロールの箱に小分けする場所もありました。

その後、冷蔵庫・冷凍庫を見せていただきました。
水産の冷蔵庫は0~3℃に保たれ
冷凍庫は-20℃と-40℃のものがあり
-40℃のものにはマグロやエビなどが保管されるそうです。
また入荷した水産品は基本的に翌日販売するそうです。

続いて青果の冷蔵庫に移り
水産より温度が高めの10℃で果物などが保管されていました。
今は使われる頻度が低くなってきたそうですが
バナナ加工室(エチレンガスで色付けをする)ができたのは
ほかの市場よりも早かったそうです。

りんごや野菜が並ぶ青果卸売場のせり台の辺りで
今度は「せり」についてお話を聴きました。
現在は電話やメールでの「相対販売」が主流で
「せり」はほとんど行われていないという
衝撃の事実に皆さん驚かれていたようです。
スーパーなどの小売店ではチラシで商品価格を示すため
相対販売で取引価格を決めてしまうのだそうです。

市場棟を出てすぐの屋根の下が
地場野菜売場でした。
農協を通じてではなく農家さんが直接
市場に持ち込んだ規格外などの野菜を売る場所です。

花き棟や定温冷蔵庫棟を歩きながら見て
元の場所に戻りました。

見学の後は食品総合センター2階にある
「ふじ膳」さんで昼食を頂きました。
美味しい海鮮に皆さん大満足のようでした。
1階でお買い物もしてから
百年記念ホールに帰ってきました。

これまでの4回の施設見学を経て
生産・加工・流通の様子や時代による変化を
より身近に感じていただけたのではないでしょうか。

次回は、10月11日(金)午前10時から
WEWとかち代表の若菜順さんにお越しいただき
最近よく耳にする子ども食堂の取り組みについてお話を伺います。