「源さんのジャズの缶詰」第2弾スタート!

10月4日(月)今年度も「大人のジャズ講座『源さんのジャズの缶詰』」が開講しました。
講師は引き続き帯広市内のJazz Spot B♭M7の代表、佐々木源市さんです。
当ホールで開校しているまくべつジュニア・ジャズスクールの講師でもあり
おびひろ市民ラジオFM-WINGの市民パーソナリティとしても知られ
「源さん」と多くの方に慕われています。

この講座ではジャズの生演奏を交えながら
ジャズの歴史やライブでの楽しみ方などを学んでいきます。
第2弾となる今回は、時間帯を夜に移して開催しています。

初回のテーマは「日本のジャズ」ということで
1945年の終戦という時期を区切りとして
戦後、日本のジャズがどのように浸透していったのか
テレビとレコードの誕生と普及の歴史を振り返り
当時の記憶やエピソードを受講者の皆さんと共有しながら
鍵となる出来事を踏まえて解説してもらいました。

米軍基地で行われていたショーからの一つにジャズがあり
当時は「ジャズ」としてではなく「アメリカポップス」として
受容されていた、と源さんは分析します。
1920年代生まれの原信夫やジョージ川口、
1930年代生まれの世良譲、ペギー葉山、江利チエミなどのミュージシャンは
テレビに出演して様々な音楽をお茶の間に届けていました。
テレビから流れる音楽をレコードで聴くことが広まっていき
オーディオブームへとつながっていった経緯を説明されました。

シャボン玉ホリデーやクレイジーキャッツという
懐かしいワードが飛び出したところで最初の生演奏です。
ジャズピアニスト中村八大作曲でスウィングの要素が入った
「上を向いて歩こう」
(今回のメンバー:ヴォーカル・モトコ、ピアノ・藤原志津花、ベース・佐々木源市)

もともとは”In Other Words”というタイトルだったのが
アポロ計画のテーマソングとなったことで
違うタイトルが有名になった
“Fly Me to the Moon”

休憩をはさみ、余談が思わぬところに発展し
ここには書ききれないほどの話題が展開されました。
そして最後はやはり生演奏で締めくくりです。

「テネシーワルツ」
“My One And Only Love”
“Love For Sale”

第2弾の「ジャズ缶」は夜開催ということもあり
さらにオトナな講座となっているようです。
前回よりさらにブラッシュアップされた講座内容に
ご期待ください、と源さんも熱心に語りました。

次回は来月11月8日、テーマは「アメリカでのジャズ」です。
まだ人数にも余裕があり、次回からのご参加もお待ちしております!

参考URL
Jazz Spot B♭M7のページ
おびひろ市民ラジオFM-WINGのページ
ラジオ番組「源さん、たなっしーの金曜ポコペン」のFacebookページ